2009/05/13 |
インフルエンザの流行について(5月12日カルデロン大統領の演説その他について) |
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在メキシコ日本国大使館からの新型インフルエンザに関する最新情報になります。 WEBサイトより引用させていただきました。
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平成21年5月12日
メキシコ在住の皆様へ
在メキシコ日本国大使館 領事部 TEL: (55)5514-4507 FAX: (55)5207-7030
カルデロン大統領の演説等、5月12日の動きについてお知らせいたします。
1.連邦政府の対応
(1)カルデロン大統領(午前)
(ドゥランゴ州レルド市の公共医療施設を視察した際の演説)
(イ)WHOが今回の事態を初期段階から感染症と判断したのは、確認された感染者数からでなく、メキシコ及び世界にとって新型且つ未知のウィルスが見つかったからである。新型インフルエンザの性質、既存の予防接種や薬が効果があるかについても分からなかった。鳥インフルエンザやSARS、人類に危害を及ぼす他の病気のように未知ウィルスは危険なものである。4月23日に米カリフォルニア州及びカナダの検体検査機関で新型インフルエンザにつき判明した後、直ちにメキシコ政府はメキシコ国民の健康及び生命を常に守るため、迅速且つ優先的に決定を下し行動してきた。
(ロ)政府は戦略的にタミフルを国内に約100万人分備蓄している。今回の新型インフルエンザに対処できる十分な量である。政府は新型インフルエンザの拡散を食い止めるため、学校の休校、経済活動の休止等のいくつかの諸対策を講じた。先般、汎米保健機構(PAHO)が言及したとおり、メキシコ政府は国内で約8,000名の死亡者が予測される状況を回避することができた。死亡者の95%は新型インフルエンザが確認される前に発症したもので十分且つ適切な時期に治療を受けられなかったからである。
(2)コルドバ厚生大臣(09:00)
(イ)7,451の検体検査を行った結果、2,282名の検体から新型インフルエンザが検出され、うち2,224名が生存、58名の死亡を確認。死亡者は、58.6%が女性、41.4%が男性で、感染者は、49.7%が女性、50.3%が男性。最も多くの死亡者を出している年齢層は、20歳〜54歳で、全体の79.3%を占める。他方、最も多くの感染者がいる年齢層は、引き続き0歳〜9歳で、年齢が上がるにつれて感染者数は減少。死亡者の職業別の分類では、専業主婦の女性が16名と最も多く、これに個人労働者(11名)、民間企業(11名)、学生(7名)と続いている。
(ロ)地域別感染者数は、引き続き、メキシコ市、サン・ルイス・ポトシ州、トラスカラ州、メキシコ州、イダルゴ州など人口密度の高い地域で多く報告されている。昨日、カンペチェ州で3名の感染者が確認されたことから、国内で感染が確認されていない州は、バハ・カリフォルニア・スール州とコアウイラ州のみ。新型インフルエンザ感染者は5月8日以降、死亡者は5月7日以降報告されていない。以上のデータからは、4月26日のピークを境に現在まで感染は減少傾向にあると分析される。
(ハ)新型インフルエンザ感染者に最も多く見られる症状は、高熱(全体の91.4%)で、呼吸器疾患等が続いている。死亡者の27.6%は、肥満もしくは糖尿病を患ったメタボリック症候群で、半分は標準体重の倍の体重を持つ人であった。
(ニ)学校再開に関するデータでは、昨日再開された小・中学校の生徒の5%、教師の2%が欠席しており、学校の95%に設置されている入口での健康診断により、登校してきた教師の0.40%、学生の0.47%に帰宅措置がとられた。登校した生徒は約1,820万人で、同措置により帰宅した学生は約10万人にあたる。症状のある子どものうち、一人で帰宅する方法がない子どもについては、校内で隔離措置がとられた。7日から再開している高等学校の生徒の登校率は、7日に73.8%、昨日は77.4%と増加しており、同教師の登校率は、7日に65.7%、昨日は73.7%と同じく増加している。帰宅措置の学生のうち直接診療所へ送られた人数が最も多かった州は、チアパス州で112名、続いてユカタン州105名、メキシコ州82名、メキシコ市76名、ミチョアカン州75名と続いている。
なお、インフルエンザの流行に関する「大使館領事部からのお知らせ」は、当館ホームページ(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm )にも掲載されています。
また、日本語での新型インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)をご参照ください。 |
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