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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -JAN 17, 2015 DEPARTURE その2
2015.02.14


01/22 ダイビング4日目
1本目:ロカ・パルティーダ
水温25度、透明度45m
めっちゃ穏やかなロカ・パルティーダ。 しかも他のクルーズ船が居りません。 えっ、このロケーション貸切? 最高にラッキー。 ENしてみますと、海の中も平穏過ぎる印象はありますが、魚影はかなり濃いものがあります。 南壁に移動してみますと、岩壁に沿ってアイランドジャックがびっしり。 水面近くにはギンガメアジが渦を巻いています。 すこし頃合い待ちをしますと、大きいガラパゴスシャークが3個体、連なって現れてきました。 実に迫力があります。 このタイミングで中層にハンマーを探しにいきましたが、空振り。 でも同じタイミングで探し始めていたロレンソグループはガラパゴスシャークの大きな群れを目撃できたそうです。 くっそー、いいポジション横取りしやがって!(笑) 再び南壁に戻って、頃合い待ち。 なかなか良いサインが見えてきませんでしたが、普段バルコニーで休んでるホワイトチップが活動し始めたので、痺れを切らすように再びハンマー捜索の旅に。 パシフィッククレオールフィッシュの群れを抜け出したあたりで粘っていると、ようやくハンマー1個体。 EN前にハンマーへのアプローチの仕方(興味無いふりをして、水深だけゆっくり合わせていく方法)をブリーフィングしてた事もあって、全然逃げず。 離れたかと思うとUターンして、頭を向けて寄ってきます。 近くまで来て様子を伺うように、あの奇妙な頭と目で確認してきますが、ハンマーと目は合わせず、興味無いふりして、目を瞑ります。 すると、すごく近くまでやってきてくれました。 1個体といえども、この距離ですと、写真もしっかり撮れますね! その後別のハンマー2個体が見えましたが、30mオーバー。 岩壁に戻ろうかもう少し粘ろうか迷ってると、ザトウクジラの鳴き声も聞こえてきました。 そこでこのまま岩壁には戻らずドリフトで粘り続けることにしました。 結果的には半分正解(ザトウクジラには会えず)だったようで、深場でしたが30頭規模のハンマーの群れ。 安全停止中にモブラ(マンタでなくモブラw)、水面に20匹弱のカマスサワラ。 カマスサワラの先にザトウクジラが居ないか、確認しましたが、最後までザトウクジラには会えず。 声はこんなに近いのにっ!!!

2本目:ロカ・パルティーダ
水温25度、透明度40m
ENしてみると、真下にマンタが待っていてくれました。 南北の雰囲気チェックをすると、今回も南壁に魚影が集まってる様子です。 ギンガメアジが縦に間延び、また、深場では渦を巻いていましたので、その先にハンマーを狙いにいきましたが、 豪快に空振り。 今一度南壁に戻りますと少し潮当たりが変わっていました。 そこで体制を整えて、改めて南壁の真南を捜索。 パシフィッククレオールフィッシュの群れを抜けると、キハダマグロ。 ツムブリを狙ってやってきていた様子です。 同じようにハンマーも出てきそうな雰囲気だったのですが、なかなか現れてくれず。 うーん。 1本目同様に後半どんどんザトウクジラの鳴き声が大きく近くなってきました。 再度、岩壁には戻らず、このまま、ドリフトを続ける判断をしましたが、声は間近で聞こえ、その存在を感じるるものの、確認できず。 諦めて安全停止をしていると、水面0mにマンタがやってきました。 このマンタ、コミュニケーションが出来るみたいで、手で誘導すると、そちらの方に動いてくれます。 最後はダイバーの周りをホバリングしてくれました。  マンタに始まりマンタで終えたダイビングでした。 良き哉、良き哉。

3本目:ロカ・パルティーダ
水温25度、透明度30m
ENしてみましたが、今回もマンタが待っていてくれました。 今回は対のようで、ダイブタイム中、計3回遊びに来てくれましたが、全て2枚一緒でした。 しかし、肝心のサメがおらんのです。 ハンマーはもとより、ガラパゴスやシルバーチップも何処にいってしまったのでしょうか?

4本目:ロカ・パルティーダ
水温25度、透明度30m
3本目の印象から南壁以外はチャンスが無いように思えましたので、 ディンギーキャプテンにお願いして、南壁にてENさせてもらいました。 頃合いが来ないものの南壁はパシフィッククレオールフィッシュ、アイランドジャック、ブラックジャック、ギンガメアジが集まっています。 岩壁から付かず離れずでいると、良く肥えたキハダマグロ1匹が間近に。 その後、流れが当たり始めたので、南壁を回り込んで、潮当たりの弱いところで休憩&頃合い待ち。 当たりの弱いエリアをそのまま沖出しドリフトしてみますと、魚影を抜けたところで、レインボーランナーが活発に泳いでました。 おっ、これは良い感じと期待していると、先ほどと同一個体か、良く肥えたキハダマグロがまた急接近。 一度離れたと思ったら、相方さん連れて帰ってきました。 これまたデカイ。 お刺身になった姿を想像していると、まもなく、キハダ、キハダ、キハダ、キハダマグロの群れ。 キハダリバーです。 群れ単位では、それぞれの個体は60cmくらいの体長ですが、リバーに終わりの無い様子には、圧倒されました。 そしてリバーの一部が分かれて、ダイバーを囲み始たかと思うと、その下にハンマーのシルエットが2つ程見えてきました。 ただ、水深を落として確認しにいくと、35〜40mエリア。 ダイビング後半な事、群れでは無かったので、姿を確認するだけで、粘ることなく水深を戻して、キハダマグロの塊を見ながら安全停止に入ることにしました。  


01/23 ダイビング5日目
1本目:ロカ・パルティーダ
水温25度、透明度40m
本日も引き続きロカ・パルティーダ。 2日続けて他船が訪れてない上に、海況は実に穏やか。 ENしてみますと、本日もマンタが待ち構えてました。 そして、やはり南壁は魚影が濃い目。 ガラパゴスシャーク3個体がうろうろ? にょろにょろ?しています。 同時にギンガメも魚頭を南東に向けていましたので、まずは南東方面にハンマー捜索してみるものの、キハダマグロのみ。 今回正直ハンマーに関しては苦戦しています。 ちょくちょくマンタがダイバーに遊んでもらいたそうに寄ってきます。 一度南壁に戻り態勢を整えてから、再度、南東方面に捜索の旅。 いい塩梅になってきたところで、イルカの鳴き声が聞こえます。 やがて水面から4頭が降りてきて、そのままダイバーを通過し、深いところから手招きするかのようです。 これがソコロのイルカが可愛い顔して、小悪魔たる所以。 深いところにゆっくり誘導しようとするんです。 そして、せっかくハンマー狙いの為に、潮上にドリフトしたのに、潮下に全員を誘導していきます。 これにてハンマー捜索終了。 頭を切り替えてイルカと遊んでやろうと思うと、イルカはダイバーに飽きたのか、あっけなく去ってしまいます。 もう、僕ら人間、イルカに釣られ過ぎ(笑) 最後安全停止中にも同じ個体のマンタがやってきてくれました。


video by our guest Mineo


2本目:ロカ・パルティーダ
水温25度、透明度40m
EN後、南壁を付かず離れず待機。 今回もガラパゴスシャークが深場に出てきます。 そしてハンマー狙いに離れた中層にいるギンガメの吹き溜まりエリアまで足を延ばすと、またもやザトウクジラの鳴き声が聞こえ始めます。 ハンマーとザトウクジラと両天秤にかけると、これまでも「二兎を追うものなんとやら」を何度喰らったことか。 そこでハンマーに焦点を絞ろうと思ったのですが、心を見透かされてるように、ザトウの鳴き声は大きく近くなってきます。 ハッと見るとマンタ。 ハッと見るとマンタ。いつも付かず離れずの距離に居てくれて、紛らわし過ぎます。 後半、岩壁に戻る必要は無かったので、そのまま流してザトウ狙い。 本当に声が近くから響いてきます。 最後の最後、安全停止のフロートを用意し始め、エアを注入する前最後に、真下を見てみると、なんでしょうね、この白いヒレわ。 !!!!!!! 居たーーーー! ザトウクジラが真下を泳いでるではないですか! 我を忘れて興奮したまま指差して泳いでしまいました。 最後の最後にヒット!
これだからダイビングは止められません!

3本目:ロカ・パルティーダ
水温25度、透明度30m
今回もENするとザトウクジラの鳴き声が響き渡ります。 もうハナからザトウクジラ狙いです。 終始、岩壁には戻らないまま中層をザトウ探し。 でもこういう時に限ってハンマーの群れが見れちゃったりするものですから、摩訶不思議。 そして遂に遠くにザトウの影が見えたかと思うとモブラだったり(笑) ラログループもハンマーリバーGETしたそうです。 結果的にはザトウクジラの姿を確認できませんでいた。 ただ、ザトウの真上に僕らは居たのではないか?ってくらい声が終始近かったです。 ザトウクジラを見れなかった悔しさはあるものの、その存在感を間近で感じられ、なんだか幸福感で満たされたダイビングでした。







※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amigo y Amiga!!!


報告者 ロレンソ、ラロ、ルイ


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執筆者
赤川 紫珠子

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