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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -JAN 03, 2015 DEPARTURE その1
2015.01.30


2015年、年が明けてからの最初の航海は、前トリップに引き続き、ロシア人ダイバーさんのチャーターです。



01/05 ダイビング初日
1本目:エル・キャニオン
水温25度、透明度25m
普段チェックダイブに潜っているラス・クアビタスには強い風の入り込みがあった為、今回はエル・キャニオンの浅瀬エリアでチェックダイブを行いました。
ホワイトチップから、ギンガメ、マンタ。
水温表示は25度でしたが、幾分か温かく感じます。


2本目:エル・キャニオン
水温25度、透明度25m
シルバーチップ、ドルフィン4頭、棚先では巨大ハンマー6頭が出入りを繰り返してくれました。
安全停止にはブラックマンタ登場!!!


3本目:エル・キャニオン
水温26度 透明度25m
マンタロックからENしましたが、潮はやんわりと逆潮に。 
経験上、こんな時には、棚先には拘らず、棚上や棚の南側から西棚の先の方がハンマーを目撃してきています。
棚上には5頭のホワイトチップが骨休め中、中層にはシルキーシャーク、そして西棚の先に近づくと、やはりハンマーが出始めました。
西棚のマンタ狙いでクリーニングステーションに近づくと、マンタ登場。 そしてその麓には、これまた大きいハンマー。
1枚のフレームにマンタとハンマーが納まる壮大な海模様に出会えました。
その後もマンタはダイバー好きなのか離れず、むしろダイバーとシンクロしてワルツを踊る感じまでサービスしてくれちゃいました。
ディンギーに上がっている最中に、シルバーチップの赤ちゃんが、一直線に向かってきたのだけは、正直ちょっと怖かったです。


4本目:エル・キャニオン
水温26度 透明度30m
潮は、弱いものの通常通りの方角に戻りました。 そこでゆっくり東棚の先、ホットステーションに向かいますと、
まだ離れたところから、20mから見上げる水深ですから、そうですね、13mくらいの水深に、ギンガメの群れに混ざって、これまたバカでかいハンマー2頭。
ホットステーションまで移動し、根待ちしながらドロップオフ側にちょくちょく出没するハンマーを眺めていますと、
ふと後ろを振り返ると、25頭の巨大ハンマーばかり群れが目前まで迫ってました。
あまりにも大きく、あまりにも近いので、まるでハンマーの壁!
これまで400頭以上のハンマーに360度囲まれた事もありましたが、今回のハンマーの壁が、これまでのハンマーライフの中で最も興奮しました。
360度の時には、前方から現れ、徐々に群れの中に囲まれるように入っていけたので、驚きは無かったのですが、
今回は、振り返ると、既に乗用車一台分の超近距離まで、巨大ハンマーが群れを成して構えてたので、一瞬で興奮がMAXに達してしまいました。 あー、これでまたハンマー中毒に。。。
その後もクリーニングテーションでマンタもお約束かのように登場してくました。
10人で潜ってるのに、こーゆー時に限って誰もカメラ持ってないってのがショック!!!!
でも、大満足の1日でしたネ!


01/06 ダイビング2日目
1本目:エル・ボイラー
水温25度、透明度25m
ストームが近づいている模様で海況は微妙です。
逆に今後悪くなってしまう事を想定して、行けるうちに1本だけでもボイラーに向かう事にしました。
水面は波立ってますが、海の中は平穏そのもので、魚影が濃く気持ちが良いです。
南に回り込むと案の定マンタが登場。 ここならではのフレンドリーさ。
他のグループも集まってきて、泡だらけになってきたので、僕らのグループはゆっくりと場所移動をしてみると、
カツオ玉を見つけました。 するとカツオ玉が大きく動き始め、その逃げ元にドルフィン8頭登場。
ドルフィン達は歌を唄いながら、一緒にたたずんでくれました。 至福のダイビング!


2本目:エル・キャニオン
水温25度、透明度20m
良い流れが当たっています。
EN後、2つ目のマンタのクリーニングステーションにギンガメが程よく群れてるので、まずはここで一根待ち。
間も無くマンタ登場。
ギンガメが動き始めたので、僕らも時を同じくして、ホットステーション方面へ移動再開。 すでに中層に大きいハンマーのシルエットが2体現れてます。そして、再び根待ちしてじっくりハンマーを見上げはじめたところ、稜線下から、ゾロゾロと巨大ハンマーの群れ12体が、今日もまた間近に登場してくれました。
ついつい、出現したハンマーの行く先、向かう先に視線が行きがちですが、僕の中でテッパンな戦略は、ハンマーの来た元を狙う事だと勝手に信じてます。
その元を探ってみると、やはり、まだまだ大きい個体のハンマー達がウヨウヨしてました。
今回に限っては、マンタさんすら脇役に。 4m以上のマンタが1m真横をずっとくっ付いてくれてるのに、ダイバー全員の視線はハンマーのみ。
人間の欲ってキリがないんですよね(笑)


3本目:エル・キャニオン
水温25度、透明度20m
マンタ、ハンマー、ハンマー群れ、マンタ、!タイガーシャーク!、シルバーチップ、3mクラスのダスキーシャーク、マンタ。
一時も心休まる時がありませんでした。
楽しみ疲れたっ!


4本目:エル・キャニオン
水温25度、透明度20m
リクエストに応えてハンマーに特化して潜ってみます。
流れは3本目同様なものの、ギンガメの群れの居場所などが、ちょっとズレてます。
そこで、微妙そうなところは全てスルーして、ホットスポットに直行。
根待ちするとドロップオフ側でハンマー3頭が出入りしていますが、南の沖側の中層に、デカイ群れの影。
嬉しいことに見上げる高さの水深でもありましたので、棚を外して、中層15mを寄せてハンマーの群れとドリフトしました。
後半は、息休めにマンタを期待してマンタロックまで戻りましたが、前回のダイビングで拗ねてしまったのか、マンタは現れず。
かわりに、ダスキーシャークの超大きいのが、主のように佇んでました。 はじめ、またタイガーシャーク発見かと見間違えたほど大きく、体長は4m!?  後で魚図鑑でも確認しましたが、ダスキーのMAXサイズは14ftなので、フルMAXダスキーでしたネ!
もちろん、母船に戻るや否や、テキーラ乾杯の洗礼。 嬉しいやら辛いやら(笑)
そして今夜のディナーでは、メキシコの祝日にちなんでお祝い。


01/07 ダイビング3日目
1本目:プンタ・トスカ
水温26度、透明度20m
西岬でENしましたが、西の稜線、魚影が薄いです。
西岬から垂直に伸びる棚沿いも探しましたが、マンタ、ハンマー残念ながら見当たらず。
最後に西岬に戻って安全停止に入って、ようやくマンタ。
マンタを見れてるものの、ソコロのダイビングとしては、物足りなかったというのが正直なところでしょうか。


2本目:プンタ・トスカ
水温26度、透明度20m
西岬の先端にもハンマー探しにいきましたが、ホワイトチップのみ。
うーん。
稜線に戻るとマンタ。


3本目:プンタ・トスカ
水温26度、透明度25m
EN位置を東岬に変え、ハンマーは雰囲気薄い中無理に捜索するのでなく、マンタに割り切ります。
岬間にある根にブラックマンタが登場。
この子、ダイバー恋しいのか、その後45分ずっと一緒に潜ってました。
最後も遊び足りないのか、水面まで上がってずっと名残惜しそうに付き添ってくれました。
一家に一枚、飼いたいものですね。
今日はこの後、ネイビーチェックとなりました。



報告者 ロレンソ、ラロ、ルイ


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執筆者
赤川 紫珠子

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