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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -DEC 26, 2013 DEPARTURE- その3
2014.01.22

ダイビング4日目は、ソコロクルーズで一番の難関でもあり、一番の目玉とされているロカ・パルティーダ(Roca Partida)にやってまいりました。

360度見渡す限り海しかない中に、島と呼ぶより、大きめの岩場がひょっこり突き出てるというポイントで、時にはジンベエザメが目撃される事もあると言います。
この岩場は、水面下で、絶壁のように70m強まで一気に落ち込んでおり、さらにその先は1.5km以上もの水深まで落ち込むという特徴があり、
流れ、浅い水深でのうねり、そして水深に注意が必要なポイントでもあります。
ただ、幸いな事に風向・風速の海況は安定しており、流れもさほど無い中で終日ダイビングをする事が出来ました。

他のクルーズ船も来訪しており、ポイントがあまり渋滞しないよう、お互い極力時間が被りにくいようにダイビングを心掛けました。
潮当たりの良いエリアには10〜18匹前後のホワイトチップ、ガラパゴスシャークが元気に動きまわり、岩場のテラス(ベランダのような窪み)には、5〜10匹のホワイトチップが固まって骨休めしてる様子が見られました。
ロカ・パルティーダ到着直前にイルカの群れとクジラに遭遇していた事や、ダイビング中もイルカの鳴き声が聞こえ続けていたので、
心のどこかで、もしかしたら、もしかするかも!?と期待もしていましたが、
今回は出逢えませんでした。ぐう残念。
それも含めて、海の広さなのかもしれませんね。


水温26度
透明度30m〜50m


本日は元旦、2014年最初のダイビングも、ここロカ・パルティーダにてダイビングです。
昨日以上に海況は穏やかに安定していて、一安心です。
このロカ・パルティーダまでは、ソコロ島から更に7時間以上もかかるポイントになります。
他の島周りのダイビングポイントと異なり、風陰げになる場所が無いため、ポイントに向う前から、潜れる海況かどうか気象予報から、そして到着後も、慎重に、シビアに判断しないとならないポイントになりますので、まず今回のクルーズ中、訪れることが出来た事、そして無事潜ることが出来た事に、クルー一同、実にほっとするところです。
初日の出は、早朝水平線に雲がかかっており、心配してましたが、
エントリーポイントまでのディンギーでの移動時間には、きれいな太陽が、大きく、くっきりとお迎えしてくれました。
また、昨日まで居た他のクルーズ船は既にロカ・パルティーダから離れており、本日のロカ・パルティーダは私達のみでダイビングが可能でした。しめしめ。
本日は、昨日のリベンジを期して、ハンマー探しを中心。
中層を流してハンマーの群れを見れたグループもありましたが、
絶壁付近は、今日もガラパゴスシャーク、ホワイトチップが中心となり、本日もジンベエザメ、クジラの超大物達だけは出逢う事は叶いませんでした。

水温26度
透明度30m〜50m



あっという間にクルーズのダイビング最終日となってしまいました。
最終日は、サン・ベネディクト島に戻ってきてのダイビング。
1、2本目はキャニオン(The Canyon)
3、4本目はボイラー(The Boiler)に潜ってまいりました。

キャニオンでは、ハンマーが警戒し過ぎないように、改めてダイバー皆さんのご協力をお願いしたダイビングをしたところ、根へ移動中及び根待ちしている最中に、単体、3個体を複数回に渡り、目撃。 そして、群れを捜索しに中層ドリフト中も、小さめの群れながら、複数回、そして長い時間目撃できるダイビングが出来ました。
発見しても、こちらから追わずに、ガイドの近くで集まってまとまって「様子見」「待ち」続けていると、むしろハンマーの方から様子を伺いに寄ってくる印象でした。
もちろん、マンタさん達も再登場し、写真大会。
バラエティに富みながら、まったりダイビングを堪能できました。

ボイラー(The Boiler)というポイントは、地形的にはロカ・パルティーダの小型版とでも申しましょうか、水深40m強から水深3mくらいまで、岩の塔がそびえ立っています。
このポイントそのものがマンタのクリーニングステーションとなっており、
豪華絢爛なマンタダイビング。5枚のマンタが、終始ダイバー周りをクルクルとホバリングしてくれました。
ハンマー探しに中層ドリフトした際も、ハンマー目撃したグループもあり、
最後まで、大物との遭遇が期待できたクルーズとなりました。
一年通して、安全で気持ちの良いダイビングにて水中の世界を味わっていきましょう。
遅れましたが、今年も一年どうぞ宜しくお願い致します。



























※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amigo y Amiga!!!

水温25度〜26度
透明度30m〜35m

報告者 ロレンソ、チャベロ、ペドロ、ルイ


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執筆者
赤川 紫珠子

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