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コスタリカ・ココ島
2013.6/1〜6/11 ココ島 オケアノス・アグレッサー
2013.08.25

水温:26〜27℃
透明度:20〜25m
ウエットスーツ:3mmまたは5mm

 ここ最近は潮の干満の都合上、オケアノス・アグレッサー号の出港が少し遅れています。しかし、ココ島には時間通りに到着し、月曜日の朝にはダイビングをすることができます。今週のトリップではココ島までの横断は潮流に乗ることが出来るのでずっと早くに到着することができます。美味しい朝食を食べた後に、ダイブブリーフィング、そしてそのまま水へ直行します。今回のチェックダイブはサメ、エイ、そして沢山のサメ。

 2本目は以前の私のお気に入りのマヌエリータに移動。なぜかというとこれから読んでみてください。私達はマヌエリータの深場でダイビングをはじめ、すぐにハンマーヘッドを見つけました。私達の右側にメインの岩を入れながらダイビングを続けるとさらに沢山のサメが現れてきます。流れが徐々に強くなって来たので、流れに乗ったダイブに切り替えました。たぶん30分くらい経過したのでしょうか?突然現れた大きな影が私の注意を引きました。私は見上げてみると信じることが出来ない光景が広がっている!!なんと7m前後のジンベエザメが水面付近を泳いでいるではありませんか!私達はまだ水深20m付近にいたので、しっかりと見るためそして良い写真を撮影するために急いで水面へ移動し始めました。このジンベエザメは流れに逆らって泳いでいたためにジンベエザメに追いつくためにジンベエザメに振り切られるまで一生懸命泳ぎました。フィンキックももうこれ以上できません、しかしこの疲労感と興奮とともにお客様には笑顔が溢れていました。想像してみてください、今週のトリップの2本目のダイビングでジンベエザメが出現したのですよ!残念なことに数名のダイバーは私達の後ろにいたためにこのジンベエザメを見ることができませんでした。よって私達はもう一度同じ場所でダイビングすることを決心。なぜならジンベエザメは時々同じ場所をずっと周回していることが多い。そして今回はこの作戦が大成功!なんと再びジンベエザメが戻ってきましたので、今回は全員が一緒に泳ぐことが出来ました。私達がジンベエザメを見つけた時は少し距離があり、流れに逆らって泳いでいましたが、私達は幸運なことにしっかりと見ることができました。午後からも第2チームが同じマヌエリータでダイビングをしましたが、再びジンベエザメを目撃。たった初日のダイビングだけでお客様の期待はとても巨大です、このような初日のダイビングは他にあるでしょうか??

 一種のプレッシャーみたいなものもありますが、さらに良いモノに出会うことでできるためにココ島の全体でダイビングを続けました。流れは引き続きありますが、トリップの初期の透明度は良好。しかし大きなうねりが発生し、島全体に影響を与えていたために透明度が少し落ちていましたが、まだ良し。そして雨が絶え間なく降り続いていましたが、お客様はほとんど言いません。なぜならいつも濡れることはダイビングでは問題ないでしょう?1〜2日間晴れた日がありましたが、太陽がお客様をハッピーな気持ちにさせくれました。

 プンタ・マリアとダーティーロックのダイビングは素晴らしかった。プンタ・マリアではガラパゴスシャークが泳ぎ廻り、少なくとも8匹以上の大きなガラパゴスシャークがクリーニングステーションで見ることができ、そして近くで観察することができました。ダーティーロックでのダイビングは大きなサプライズがあり、なんとフレンドリーなモブラが登場し、何度も写真を撮影することができました。

 翌日はアルシヨーネでのダイビング。パンガーでの移動は少し大変でしたが、しかし水中は問題なく、流れもそれほど強くはなかった。ハンマーヘッドは少し恥ずかしいのでしょうか、しかし大きなギンガメアジの大群とフエダイの仲間の群れを見ることができました。これらの魚の群れの数は本当に半端ではありません。突然魚たちが動きだし、少し音が聞こえるとそれはイルカが出現した合図。10数頭のイルカが登場し、20分以上もすばらしいショーを披露してくれました。

 翌日はいくつか同じダイブサイトでダイビングをしましたが、引き続き良い状態が続いており本当に素晴らしかった。ダーティーロックはハンマーヘッドの目撃するためには今週のトリップにおいてベストの選択でした。

 今週のトリップのナイトダイブはとても素晴らしく、ほとんどのダイブサイトがネムリブカの捕食で有名なまるでマヌエリータの浅場のようでした。同様にカエルアンコウ、カメ、ツムブリなどなど。今週のトリップは透明度が素晴らしくブルー、水温も適温でお客様は本当にハッピーだったに違いありません。

 おお、私は重要なことを忘れていました。最終ダイブに私のグループはハンマーヘッドと一緒にとても素晴らしい経験をすることが出来ました。もう1つ別のグループはダイブマスターのマーヴィンがもう少しビギナー向けの簡単なダイビングを担当しました。彼らはマヌエリータにおいて穏やかな最終ダイブを終え良い思い出と共に帰途に着く予定でしたが、しかしそのまま終わることはありません。マヌエリータの浅場サイドの根の周囲を周回した時、魚網の一部が絡まった大きなマンタを発見しました。マンタはこの漁網から逃れようと努力をしたのでしょうか、未だその漁網を外すことが出来ずに身動きが難しい時間が続いています。最悪なことにその漁網はマンタの体、口、背中、そして尻尾へと約3mぐらいありました。なんという悲しい光景でしょうか?
 ダイブマスターのマーヴィンはお客様が所持していたナイフを拝借し、絡まっている漁網を取り除いてこのマンタを助けようする強い意志を決意してしました。マンタは助けてくれることを知っているのでしょうか、マンタは円を描いて泳ぎ始め、マーヴィンを近づくことも許しているかのようにも見えました。マーヴィンはマンタから全ての漁網を取り除くことに成功しました。マンタも深い傷を負い、マンタの顔付近は少し血が流れていました。ボートに戻ってからお客様の1人が再程ダイビング中に起こったこと、傷づいたマンタのこと、そしてマーヴィンがそのマンタを救出したことを教えてくれました。このような出来事の後で私達は今現在この地球で何が発生しているのは考えなければいけません。









Captain Beto



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執筆者
オンディッツ・カルパルソロ

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