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タイ・プーケット
シミラン諸島・スリン諸島のダイブサイト一部閉鎖について
2011.02.11
シミランクルーズのシーズンも半分が経過してしまいました。
本当につい最近、待ちに待ったシミランクルーズが解禁になったばかりの様な気がしますが。。。時が経つのは本当に早いものです。
既に一部の日本のメディアやWEBサイト等でご存知の方も多いかと思いますが、タイ南部、アンダマン海とタイ湾におけるサンゴ礁の白化を防ぐことを目的として、国立公園野生動植物保護局が、タイ南部の海洋国立公園のシュノーケリングおよびダイビングスポットの一部閉鎖を決定しました。
ダイブサイトで今回閉鎖されたエリア
<<シミラン諸島(シミランナショナルパーク内)>>
・イーストオブエデン(シミラン諸島NO7の東側)
・ビーコンリーフ(シミラン諸島NO8の東側)
<<スリン諸島(スリンナショナルパーク内)>>
・パーチュンバ島/ドラゴン島*マンコン湾(Ao Mangkon)含む、メーヤイ湾(Ao Mae Yai)、チャーク湾(Ao Jark)、タオ湾(Ao Tao)
・トリンラ島(Ko Torinla)周辺
<ご参考WEBサイト>
タイ国政府観光庁【ダイビング情報】アンダマン海およびタイ湾の海洋国立公園一部閉鎖のお知らせ
シミラン諸島の他のダイブサイトならびに、ボン島、タチャイ島、リチェリューロックは今まで通りダイビングおよびシュノーケリングが可能です。
昨シーズン末からの水温上昇(※エルニーニョ現象)の影響により水深15mより浅場のサンゴに白化などのダメージが見受けられます。特にエダサンゴやハナヤサイサンゴなどのハードコーラルに尋常ではない被害が出ております。水深15mより以深の場所は比較的被害を免れており、昨年同様にウミウチワやイソバナなどのソフトコーラルが美しいサンゴが点在しております。
そして白化現象の被害を受けていたイソギンチャク(特にタマイタダキイソギンチャク)の色は通常に戻りつつあります。これを自然からの警鐘とし、私達ダイバーが今まで以上にサンゴの保護に配慮をしたダイビングを心がけなければなりません。
サンゴは残念なことになってしまっておりますが、魚影の濃さは相変わらずです!!!
2月に入り、マンタもコボンで頻繁に見かけることができます!!中には4mオーバーの巨大サイズまで登場〜ジンベイザメは・・・目撃情報は多数あるのですが、今日はどこで出ているのかな??
津波も危機も乗り越えてきたシミラン諸島のサンゴ達!!
何年かかるのか、再生するかも解らないですが、きっといつの日か復活してくれるに違いありません。
そして再び綺麗なサンゴ礁の上でダイビングができる日を心待ちにしながら・・・
報告者 けんご
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執筆者
八杉 明信
タイ・プーケット
PADI インストラクター/店長
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