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タイ・プーケット
12/31 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号
2010.02.27
この日潜ったポイント
<1>Boulder City
<2>Shark Fin Reef
<3>Anita’s Reef NO.5 & NO.6
本日1本目はボルダーシティーからスタート。潮流の影響によりすくすくと成長した人間大のウミウチワ間を縫いながら、ダイナミックな地形を堪能していただくコース取り。
積極的にお目当ての“サメ”を探すも発見には至らず・・・何か出そうであったのですが。。。
【スカシテンジクダイ】や【キビナゴ】の群れが半端じゃなかった!!本当に前が見えないし、、、
2本目はシャークフィンリーフ。前ダイブ同様にダイナミックな地形を堪能しながら、【インディアンフレームバスレット】や【ハナダイギンポ】を見つけていただく宿題を課しましたが、生憎の激流。。。(泣)そんなにまったりしている場合じゃなかった。(焦)時折、擦れ違うガイド人が目で訴えております。
「この激流どおしたらええねん・・・」。
ダウンカレントにも悩まされつつもシャークフィンの巨大岩を盾にしてのダイビング。
オーバーハングの下では大きな【アカエイ】が隠れておりました。体隠して尻じゃくて尻尾隠さずかな??おいらでも簡単に発見することができました。
シャークフィンリーフは巨大な岩が横一列に続き、誰も確認したことはありませんが、その距離は約800〜1,000mと言われており、自然の造形と呼ぶにはあまりにも不思議な構造物が続く。幻の大陸「スンダランド」の一部だったかも??という諸説もあります。おいらがこのシミランに来たばかり頃はこのダイブサイトが一番嫌いだった。あまりにもダイブサイトが巨大過ぎて、毎回エントリーポイントは違うし、おいらは何度潜ってもなかなか地形が覚えることができなかった。この特徴的な岩に自分で「食パン岩」とか「おにぎり岩」とか・・・勝手に名前を付けてなんとか克服しようとしている時期があった。そして今回、この激流に乗っかり、最近ではなかなか行くことができなかったこのエリアに行くことができ、「食パン岩」は数年前と全く同じく威圧感があった。昔の光景がフラッシュバックしてしまい、ガイドをしながら一人感傷的になっちゃたよ。。。
おいら的にはこの「スンダランド」を堪能するには南側がおススメです。
ちなみになんとここで【マンタ】や【トンガリサカタザメ】を見たチームもあったようです。羨ましい・・・
3本目はアニータズリーフ。今回はここで【ハナヒゲウツボ】幼魚を発見!!!まだまだおいらの小指サイズで小さいですが、とってもキュート!!ダイバーの行き来が非常に多い場所のため、気付かれずに踏み潰されないか心配。これからこの子の成長を見届けたいものです。どこにも行かないでね!!
前回のトリップでこの根を訪れた時はダイバーだらけで信じられない光景でしたが、この日はほぼ貸し切り状態。何とも贅沢極まりありません。潮当たりの良い場所で【ハナダイギンポ】を発見。【キンギョハナダイ】に混じり一生懸命泳いでおりますが、束の間に息抜きのために、巣穴に飛び込んでこちらをウルウル目玉でこちらを見つめております。これまたとってもキュート!!メキシコ・ラパスのアシカの赤ちゃんに通じるものがあります。
この根で遊んでいるといつも【ホンソメワケベラ】の熱烈な洗礼を受けます。傷口やかさぶたならまだしも、おいらの耳の周囲まで掃除をしてくます。そんなにおいらの体は汚いのかな・・・
水温 28〜29℃
気温 32〜33℃
透明度 15〜20m
報告者 けんご
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執筆者
八杉 明信
タイ・プーケット
PADI インストラクター/店長
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