現地からの最新情報
メキシコ・ラパス
インフルエンザの流行について(5月2日コルドバ厚生大臣他の会見)
2009.05.12
在メキシコ日本国大使館からの新型インフルエンザに関する最新情報になります。
WEBサイトより引用させていただきました。
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平成21年5月2日
メキシコ在住の皆様へ
在メキシコ日本国大使館
領事部
TEL:(55)5514-4507
FAX:(55)5207-7030
メキシコにおける新型インフルエンザの流行(厚生省の会見:2日)
5月2日、朝と晩にコルドバ厚生大臣が会見を実施しました。概要は以下のとおりですのでお知らせします。
1.9:00頃
(1)現在までに1,104の検体検査を実施した結果、443名の検体からヒト・インフルエンザが検出され、うち427名は生存、16名が死亡。本日中に、600の検体検査結果が出る予定。
(2)コルドバ厚生大臣は、抗ウイルス薬が不足している病院があるとの記者の質問に対し、政府400万個の抗ウイルス薬を購入済み、うち20万個は配布済み、さらに、今日20万個を配布中であり、現在までに、抗ウイルス薬の国内備蓄量に問題はない、しかしながら、配布状況には問題が生じているようだと発言。他方、ヒト・インフルエンザウイルスは既にコントロールできているのかという記者の質問に対し、入院患者数が安定してきていることから、我々は緊急時を過ぎたと言うよりは安定期に入っていると言えるだろうと述べた。
2.20:00頃
(1)コルドバ厚生大臣
(イ)現在まで、1303の検体検査を実施した結果、473の検体からヒト・インフルエンザが検出され、うち454名は未だ生存、19名については死亡が確認された。あと200ぐらいの検体が残っているが、数時間後には結果が出る予定となっている。
(ロ)死亡者についての分類は、13名がメキシコ市、4名がメキシコ州、1名がオアハカ州とトラスカラ州である。性別では、14名が女性、残り5名が男性である。年齢別では6名が21〜30歳、他の6名が31歳から40歳に分類される。
(ハ)国立医療裁定委員会(CONAMED)は4月30日の段階でヒト・インフルエンザ感染の疑いがあった死亡者218件につき検査を実施した。その結果、74件は感染の疑いが排除された一方、19件は感染が確認され、121件については未だに疑いがあるとされた。
(2)ゴメス=モント内務大臣
明日から連邦下院総選挙及び地方選挙のキャンペーンが解禁になるが、右活動に従事する際には厚生省から連邦選挙委員会(IFE)に提出のあった衛生ガイドランに従う必要がある。このガイドラインは政令によって厚生大臣に付与された諸権限に基づくものであり、ヒト・インフルエンザ感染を防ぐために人の集合を避けるという内容が中心となっている。効力は当面5月15日までだが、状況次第ではその前にその効力が解けるということもあり得る。これにより、各政党は連邦政府がこれまでとってきた一連の衛生関係政策を支持するとともにキャンペーン中にいかなる感染の危険も生じないよう注意する必要がある。
なお、インフルエンザの流行に関する「大使館領事部からのお知らせ」は、当館ホームページ(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm )にも掲載されています。
また、日本語での豚インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)をご参照ください。
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執筆者
赤川 紫珠子
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