現地からの最新情報
メキシコ・ラパス
インフルエンザの流行について(5月4日コルドバ厚生大臣他の会見)
2009.05.12
在メキシコ日本国大使館からの新型インフルエンザに関する最新情報になります。
WEBサイトより引用させていただきました。
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平成21年5月4日
メキシコ在住の皆様へ
在メキシコ日本国大使館
領事部
TEL:(55)5514-4507
FAX:(55)5207-7030
メキシコにおける新型インフルエンザの流行(厚生省及びメキシコ市の会見:4日)
4日朝、コルドバ厚生大臣及びエブラール・メキシコ市長が記者会見を行いました。概要は以下のとおりです。また、メキシコ市内のレストラン営業は6日に再開し、博物館、図書館等の活動は7日に再開する旨発表がありましたので併せてお伝えいたします。
1.コルドバ厚生大臣
(1)現在まで2164の検体検査が実施され、うち1922件が有効、727の検体からヒト・インフルエンザが検出され、うち701名が生存、26名について死亡が確認された。本日も700程度の検体が検査できると考えている。
(2)現在のところ26州で感染例が確認され、他6州においては未だ確認されていない。また、感染者の男女比はほぼ半々となっている。
(3)厚生省による感染者への調査によれば、感染は家族よりも学校や職場の同僚を通じて広がっていったということが判明した。
(4)新規の患者数は減少しつつあり状況は安定期に入っているとは言え、引き続き油断はできない。スペイン風邪のケースでは100日後に第二次流行を経験している。今後も引き続き予防措置を緩めることなく、国民の理解をお願いしたい。ちなみに、連邦議会にも本件対策のため新たな予算を要求したところである。
(5)なぜ死者がメキシコにだけ出ているかという質問に対してはいくつかの説明がつくだろうがどれも実証はできていない。ただ、時宜を得た適切な治療が遅れたということは言えるのではないだろうか。具体的には、(イ)このインフルエンザはメキシコで最初に確認されたため、他の国ではより素早い対応がとれたこと、(ロ)患者が自分で薬を処方したり既に手遅れな状態で病院に行ったケースが少なくなかった、などのケースが見受けられた。
2.エブラール・メキシコ市長
(1)昨日はヒト・インフルエンザによる新たな死者は発生せず、現在のところ86人が28の病院に入院している。新たに入院した患者数は12名で、20名は退院した。
(2)メキシコ市では、当局と専門家による疫病・衛生警戒科学委員会を設置し、感染の進行具合に応じて独自の警戒レベルを周知するシステムを設けた。右警戒レベルは4段階に分類され、緑、黄、オレンジ、赤の順で危険度が増していき、市政府はそれぞれの段階に応じた対応をとることとなる。
(3)先週は警戒レベルが赤であり、レストラン営業を含む様々な経済活動が制限されて経済的損失も出はしたが、これは状況に応じた必要な措置であった。
(4)現在は感染の進行状況が安定してきたため、オレンジへとレベルが下げられ、これに応じて以下の措置をとることを決定した。
(イ)公共行政サービス:6日に再開。その際には行政窓口において人の行列ができないよう配慮するとともに、衛生基準を満たすよう最善の注意を払うこととする。
(ロ)経済活動:レストランは6日に再開。博物館、図書館、宗教施設等は7日再開。その他深夜営業を伴うバーやクラブ、パーティー会場、映画、劇場などについては警戒レベルが黄色に下がるまで引き続き営業を制限する。
(ハ)学校:連邦政府の権限であり、その権限に従うこととする。
なお、インフルエンザの流行に関する「大使館領事部からのお知らせ」は、当館ホームページ(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm )にも掲載されています。
また、日本語での豚インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)をご参照ください。
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執筆者
赤川 紫珠子
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