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モルディブ・クラブアズール
モルディブにおける新型コロナウイルス感染症の現状ついて
2020.05.18

アッサラーム アレイクム

お久しぶりです。
お元気ですか?
けんごです。

アビード隊長と密に連絡を取り合っております。
ソーシャルディスタンスの”密”はNGですが、現地との相互連絡の”密”は重要ですよね!
新型コロナウィルスに感染したくないので、めっちゃ、うがいと手洗いをしていると言っていました。

モルディブ国内のおける新型コロナウイルス感染者数は5/18現在で1,094名。この感染症が原因で亡くなった数は4名と報告されております。死者数が極端に少ないと思いませんか?
感染者数の内訳を精査してみると、モルディブ国内においては実はモルディブ人ではなく、バングラディシュ人の方が多いのが現状です。イタリア人などの観光客が感染したというニュースが日本でも報道されていましたが、モルディブ政府が早期にリゾートを閉鎖した結果、観光客の感染数は封じ込めることができたのかもしれません。

現在モルディブ保健庁は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,首都マーレにおける外出禁止令を5/28まで延長を決定しました。
不要不急の外出する場合(食料品の購入,銀行ATM利用,通院等)は,事前に警察からの許可が必要で、ちなみにこの申請はオンラインで可能のようです。

しかも現在は4/24から5/26まではイスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード)に当たるため、きっと日中はお腹が減っているに違いありません。

さらにここ数日はインド沖に発生しているサイクロン(*インド洋で発生する台風)の影響により天候がめちゃめちゃ悪かったようです。まさにこれは、ダブルパンチを食らうというより、トリプルパンチを食らッた状態!?!?

すでに皆さんがご存知の通りモルディブにおける観光業のウエートはとても大きいのです。今回のダメージも計り知ることができません。2004年に発生したスマトラ島沖地震による大津波被災をはじめ、リーマン・ショック、SARS、新型インフルエンザなどにより過去にも観光客が大幅に減少した危機はありました。

もう少し時間が経過すれば、この感染症拡大防止対策が効果を発揮し、モルディブの今後のために良い兆しになることを願っております。
この新型コロナ禍が終息したら、是非ともモルディブへお越しくださいませ。






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執筆者
森本 健吾

モルディブ・ダイブサファリ
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