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メキシコ・プラヤデルカルメン
ピット。エル・ピット。
2020.04.08
みなさん、こんにちは。
こちらは最近滅法暑くなりました。
3月後半から4月後半までは気温がうなぎ上り。
冬の涼しさに慣れた身体にはきついです。
5年前こっちに引っ越してきたのが2月、
そのあと慣れない生活と急激な気温の上昇で
グデグデだったこと思い出します。
こう暑くなってくるとセノーテが恋しい!
夏のセノーテといえば、ここ!
The Pit。
キンタナロー州にあるセノーテでももっとも深いセノーテと言われ、
その深さは119mもあるそうです。
INAHと呼ばれるメキシコ国立人類学歴史研究所と有志ダイバーによって
動物の骨だけではなく人間の頭蓋骨が発見され人類学的観点からも
とても興味深いセノーテなんです。
急な梯子を下りていき、そこからジャイアントストライドでエントリー。
エントリー時はマスク、カメラ、水中ライト
しっかり押さえて飛び込んでくださいね〜。
水面でセーフティチェックをして潜降!
初めの10mくらいまではこまめに耳抜きお願いします。
潜降中からこんな光の柱が!
縦穴型のセノーテでもガイドはいつも先頭です。
横穴と違って気が大きくなってしまうのか、
ガイドとはぐれてしまいいてるダイバー時々見かけます。
水深28mくらいまでいくと硫化水素の層が現れます。
ピットの硫化水素の層はアンヘリータのように厚い雲のようではなく
サラサラした感じの雲。
ふと見上げるとエントリー口から水深30mくらいまで
ドドーーーーーーンと光が差し込んでいます。
ピットは透明度も高く、光の差込が本当に綺麗です。
↓が私のコンデジの限界。
残念ですが、硫化水素の雲と天井が一緒に入りません。
上の2枚と下の写真、
真ん中よりちょっと上の所の色が変わっているのわかりますか?
微妙なんですが。
水深12~16mくらいのところに海水と淡水の交わるハロクラインがあるんです。
このエリアを通り抜けるときモヤモヤになるのですが、
写真でもその部分がちゃんと写るんですね。
水深があるので、ある程度深いところで遊んだら、
ゆっくりゆっくりとぐろを巻く感じで上がっていきます。
光を楽しむのも良し、地形を存分に楽しむのもまた良し。
小さい写真だとわかりにくいのですが、
浮上しながら下を見るとなんだか宇宙戦艦ヤマトのような感じ。
笑。
最後の安全停止の時に下見てみると面白いですよ。
どうしても光に気を取られてしまいますが、
上だけでなく下を見てもすごい面白いんです、ピットは。
そして安全停止の後浮上したらぜーったいに油断せずにお願いします。
エグジットの時にマスク落とす人(そもそもマスクは外さないが基本です)
フィン落とす人、、、
ライトを落とす人、、、結構いらっしゃいます。
そのままさよならーになりますので、
最後の最後まで絶対に気を抜かないでくださいね。
急な階段を降りてきたので、
もちろん帰りは登って上がっていきます。
器材背負ったまま。
(日頃の体力作りお願いします!!)
とにかく人気セノーテのピット。
ハイシーズンにはダイバーの吐き出すエアが
シャンパンの泡のように見えることもあります。
冬のピットももちろん綺麗ですが、
その美しさは夏に最大限となると思います。
ぜひ皆さん夏のピット潜りにきてくださいね。
そろそろ昼寝の時間です。
ではみなさま素敵な1日をお過ごしください。
byヨネモト
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執筆者
松永 達也
メキシコ・プラヤデルカルメン
PADIインストラクター&代表
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