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パプアニューギニア・マダン
B-25 Bomber
2020.02.14

【歴史を知るとさらにダイビングが面白くなる】



今から遡ること77年。西暦は1943年。

※連合国軍は※ラエの北部にある日本の本拠地を占領する作戦を企んでいた。

ラエに行く経路を予測し、マダンの海岸線周辺に待ち構えていた日本の対空撃隊は、多くの連合国軍の爆撃機を撃ち落としました。

その中のひとつ。

B-25ミッチェル爆撃機はワンガットアイランドから南西に200m。

水深13m〜25mにかけて傾いて沈んでいます。

爆撃機は着水の衝突時に左翼エンジンを失いましたが、実質的には無傷。

パイロットは生き残り、村の人々によって匿われ、数日間日本人の手に掛かることはありませんでした。

そして彼は最終的に捕獲され、ラバウルの捕虜収容所に移送されましたが、戦争を生き延びることができました。

その後(西暦不明)、彼はマダンを訪ね、その沈んだ爆撃機をもう一度見ることができました。

今でもその当時のままの状態で沈んでいて、コックピット内の操縦桿や座席、 右翼エンジン、迎撃用マシンガンを見ることができ当時の様子を伺うことができます。



※連合国軍:(アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、オランダ)

※ラエ:(パプアニューギニアで2番目に大きい都市)




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執筆者
中村 哲也

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PADIインストラクター
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