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セノーテってどんなところ?
2018.06.23

スタッフ岩間です。

よく友人やお客様から
「セノーテってそもそも何?どんな種類のセノーテがあるの?」
とご質問いただく事があります。

そこで、今回のブログはちょっと内容を変えて
「セノーテ基礎知識おさらい講座」
をやってみようかなと思います。



そもそも皆さん
「セノーテって何??」ご友人に質問されたら、なんて答えますか?

聖なる泉、なんか綺麗な水がある場所、洞窟...
いろいろな回答があるかと思います。

セノーテという言葉の意味する事は「聖なる泉」になります。
しかし、セノーテをもっと的確に表現するなら「地下水脈」とか「地下に流れる川」という様な表現が近いかなと思います。

セノーテはユカタン半島と呼ばれるエリアに何千と存在しており、全てではありませんが複数のセノーテが地下で繋がっているんですね。

最も巨大な「sistema sac actun / dos ojos(システマ サクアクトゥン ドスオホス)」と呼ばれる地下水脈が世界最大の地下水脈と言われております。

弊社でもツアーを催行させて頂いてる「ドスオホス」から伸びている地下水脈の事です。日本人に大人気「グランセノーテ」もこの水脈の一つです。グランセノーテとドスオホスは地下で繋がっているんですね。

その距離はなんと346km!!
東京と名古屋間が356kmなので、同じくらいですね...。

つまり、ドスオホスやグランセノーテの奥には東京-名古屋間くらいの距離がある巨大な迷路が広がっているんですね....!!!!!


ドスオホス


グランセノーテ

なので、迷ってしまうと本当に命が危ない。
そのため、セノーテダイビングにはたくさんのルールがあるんですね(ex. ラインの上を常に泳ぐ、ライトは常にon、ガイドの後ろをしっかり一列で付いていく等)

そして、僕らが普段からお客様をお連れするのはセノーテの入り口のみです。
水脈の奥には進んで行きません。(入り口のみのダイビングはカバーンダイビング、奥に行くのはケーブダイビングと区別されています。)

イグアナダイバーズもケーブダイビングのライセンスをお持ちの方以外はカバーンダイビングのみのご案内です。
そして、カバーンダイビングでも常に安全第一のダイビングを心がけています。
ダイビング前には、少し長いかもしれませんがしっっかりとブリーフィングをさせて頂いております。



そんなセノーテですが、ざっくり分けると
・横穴型
・縦穴型
のふた種類に分けられます。

横穴型は
・ドスオホス
・エデン
・タージマハ
・チキンハ
・カーウォッシュ
などなど


ドスオホス


タージマハ


エデン

縦穴型は
・アンヘリータ
・ピット
・サポテ
など


サポテ


アンヘリータ

などになります。

横穴型は深度が10m前後が基本で、初心者の方でも潜りやすい。
光のカーテンが綺麗なセノーテが多いです。

縦穴型は深度が30m近くまで降りる事が多く、最大深度60m近くになるものが多いです(そこまでは行きませんが...)
なので、上級者の方(アドバンス以上)を主にご案内しています。
縦穴型のセノーテは独特の地形をもつセノーテが多く、まさに唯一無二の光景を見る事ができます。


よく「初心者でもセノーテって潜れるんですか?」とご質問いただく事がありますが、結論から言えば可能です。
しかし、セノーテダイビングの危険性をしっかり認知して頂いて、その上で自分のレベルにあったセノーテを選んでいただく事が重要になります。

今回の記事で
「セノーテって何?怖くないの?そして、どんなセノーテがあるの?」という質問にお応えさせて頂きました。



そんな素敵なセノーテに今日もお客様と遊ばせていただきました!

雨の中皆様お疲れ様でした!



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執筆者
松永 達也

メキシコ・プラヤデルカルメン
PADIインストラクター&代表
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